誰にとっても心地の良い空間を 柳島カフェ
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ご応募ありがとうございました。
「僕の理想というかイメージで言うと、いつも店に来てくれる常連の方はありがたいし、勿論大切です。でも、その人達だけじゃなくて、いつ誰が来てものんびり、くつろげる、敷居の低い気軽な店がいいなーと思っています。そういう僕の考える空気感をわかってもらえると嬉しいですね。」
そんな想いを象徴するかのようにこのお店を利用するのは、老若男女さまざま。若いカップル、年配のご夫婦、サラリーマン、OL、子連れの親子、ママ友。
もちろん常連も多いが初めての方も多い。
時間帯によって傾向はあるものの、その日のお客さんによって毎日お店の雰囲気は違う。
墨田区横川にある「柳島カフェ」は、そんないろいろなお客さんのニーズを満たすように、モーニングからランチやおやつ、そしてアルコールまで、一日を通して楽しめるカフェとなっている。
オープンから4年。今ではこの地域に定着したお店だ。
今回はそんなカフェで、一緒に働いてくれるアルバイトスタッフの募集です。
店主の古谷さんに、今回の募集について話を伺った。
「長年働いてくれたスタッフが辞めることになったので、その代わりに働いてくれる方を募集しています。」
「土日祝に働いてくれる人を特に希望していますが、なかなか土日だけフルタイムで働くのは難しいだろうなって言うのがあるので、スポット的に学生さんとかダブルワークの人とかでもいいし、こういった仕事に興味がある人が来てくれたらと思っています。基本、毎週土曜日とシフトにより全てではないですが、比較的日曜、祝日も対応可能な方。平日も可能な方であれば、さらにありがたいです。」
「勤務時間や日数については相談可能ですが、まずは土日祝の条件が合う方。できれば下町が好きな人で、店を気に入ってもらって長く勤めてもらえるとありがたいですね。」
どんな方と働きたいですか?
「一番求めるのは、ちゃんと働いてくれる人。当たり前だけど大切ですよね。和気あいあいとかじゃなくて、ちゃんと働いてくれるってことがあった上での和気あいあい。それがぼくの考え方ですね。」
ここで3年働く丸井さんにもお話を伺った。
丸井さんは、週に5~6日の勤務で、長年このお店を支えてきた。
ここで働くことになったきっかけは?
「以前は、居酒屋で2年ほど働いていました。でも、夜がやっぱり合わないなと思ったのと、これからの道を考えた時に興味ある分野でやってみようかなと。個人店でカフェがいいなと思って昼間の仕事で探してたまたま。下町になにか縁があったのかもしれません。」
実際に入ってみてどうですか?
「個人店でほわーんと柔らかい雰囲気に惹かれて入ったんですけど、イメージ通りで古谷さんもお客さんも下町っぽくていい意味で面白かったですね。他のスタッフの方は、私よりも前からいらっしゃったので、色んな方から教えてもらえる環境でやりやすかったですね。」
今は、スタッフ3名。長い人だとオープン当初からの方もいるそうだ。
古谷さんの印象は?
「最初はしゃきっとした人かなって思ったんですが、早い段階でゆるさの部分が分かって、楽しく働かせてもらいました。一緒に飲みに行くと色んな下町情報を教えてくれて楽しいですよ。」
「仕事の面では、教える時はちゃんと教えてくれて的確にはっきりと判断してくれます。それにこっちが合わせて、力添えしていけばうまくまとまるので、スタッフはついていきやすいと思います。」
このお店に欠かせない存在となった丸井さんだが、来月で退職されて地元の青森に戻ることが決まっている。
3年働いてみて、どんな人がこのお店に合っていると思いますか?
「やっぱり経験があったらいいと思います。ないならないで『ちゃんと働く』という気持ちで来てくれたら、お客さんは優しいし楽しいのでやりやすいです。ほんとに長くやってくれる人がいればいいなと。」
「ただ、忙しい時は忙しいので、のほほんとしてない時間もあるし、忙しい時は教えられない時間もあるので、その時になんとなく動いてくれる人だとありがたいじゃないですか。まあ、はじめからそこまで求められないでしょうけど、自然と流れが入っていく人がいいのかなと思います。」
これまでにも辞めていったスタッフはいるそうだが、多くのスタッフとは今も関係は続いているという。年に数回、墨田区内で行われるイベントに出店する際は、以前働いていたスタッフが駆け付け、手伝ってくれるそうだ。
普段の仕事内容とは違うと思いますが、大変なことはありますか?
「イベントは楽しいですね。その週は、仕込みとか違う料理とかの下準備があったりしますが、文化祭の前みたいな感じです。」
「出店者さん同士繋がりもできますし、私も東京に出てくることがあれば、イベントに合わせて手伝いに来ようかなって思ってるくらいです。」
柳島カフェの代表メニュー焼きスパゲティ。すみだモダンにも選ばれた看板メニューだ。
働き始めた頃で苦労したことってありますか?
「やっぱりメニューを覚えたりですかね。作ることは以前のお店でもちょっとやってたのもあったし、ちゃんと教えてもらったので時間が慣らしてくれましたね。ここは、やることやってたら自由にやらせてもらえる環境なので、いつの間にか任せてもらえるようにはなってました。」
スパゲティを中心とした調理メニューは、調味料の分量が決まっており、やり方さえ覚えてしまえば普段から料理をしている方なら簡単に出来るそうだが、コーヒーやトーストだけを提供しているカフェに比べると仕事量は多く、特にランチ時は時間の限られたお客さんが集中するため、要領よくこなしていく必要がある。
経験のない方でも大丈夫か、古谷さんに聞いてみる。
「常識的な範囲内で、ちゃんと教えてできる方なら大丈夫です。例えば、料理したことありませんって言う人だと難しいと思うけど、日常的に包丁持つような人であれば、延長線上でできるような仕事しかお願いしていません。」
一緒に働くスタッフのことも聞いてみた。
「丸井さんも随分変わったと思うよ。ここに来て。元々はかなりシャイなタイプだから、最初は表情もあまりなく声もちっちゃかったけど、お客さんやお店に慣れて本来の明るさが出せるようになったような気がしますね。」
丸井さんにとって、印象的だったお客さんっていますか?
「わざわざ私に会いに来てくれるお客さんがいて、そういうのはとても温かい気持ちになります。それに私が入った時から既に来られていた常連さんもいて、そういった方が名前を覚えてくれるのもうれしいですね。道端で挨拶するお客さんもいっぱい増えたので、そういうのを求める方なら色々と楽しいと思います。」
仕事以外でお客さんと会うのは嫌だという人もいるだろう。
でも、そういった下町らしい繋がりや出会いも楽しめる方には、とても良い環境だと思う。
そんなお客さんに対して、古谷さんがスタッフへ心がけてもらうようにしているのは、お客さんには『親切に』ということだそうだ。
「色んな方が来てくれるけど、常連って言うと年配の方も多いのかな。常連さんは個々にお決まりの希望も多少はあるけど、基本はお客さんには『平等に親切に』だよね。」
「だけど、誰にでも、またやってあげることのできる範囲の親切。あの人にやってあげてこの人にはやらないような親切にはならないようにしようということ。まっ、杓子定規に考える必要もないし、その時の状況で臨機応変にその人なりの対応してもらえればいいんだけど、基本は理解してもらえると嬉しいかな」
最後に、一緒に働く人についてこんな風に話してくれた。
「ぼくはこうして欲しいってことは必ず言うほうだから、それが嫌だと思うかどうなのかってことだと思う。色んなケースがあったとしても、僕=店のルールと合わないとやっぱりだめなんだろうね。そんなに柔軟なタイプじゃないし、頑固だけどもこんな親父でいいかって思う人に来てもらえたら嬉しいし、僕なりに良い店にするために真剣に考えていることは理解してもらえたらと思いますね。逆に前向きな意見があれば、ドンドン言ってもらえたら聞く耳は持っているつもりですからね。」
個人店で自由に働きたいという方は多いかもしれない。でも、その多くはマニュアルはなく臨機応変に柔軟な対応が求められる。少ない人数でシフトが組みにくかったり、人間関係だって時にはしんどい時もあるかもしれない。
このお店が好きで自然と足を運んでしまう、一緒に働く仲間やお客さんに会いたい、ぼんやりとした理由でも『ここで働きたい』と思うしっかりとした気持ちがある方にこそ働いてもらいたいなと思います。
ぜひ応募してみてください。