街の未来をつくる不動産 株式会社ホンダ地所

江戸の風情が息づく墨田区北側エリア。株式会社ホンダ地所の事務所がある八広や堤通、向島などを始め、地域の人々が築き上げてきた温かいコミュニティが息づく街です。朝には川沿いを散歩し午後には地元のカフェでゆったりと過ごす、そんな広い空の開放感を感じる暮らしが楽しめます。

ホンダ地所は、先祖代々墨田区八広一帯の地主である創業家が営む歴史ある不動産会社です。元々所有していた借地・借家・駐車場を活用して個人事業を営んでいたところを、創業75年目に1991年に法人化。以来、直接保有する自社物件の提供を強みとし、30年以上にわたって地域に根ざした事業展開を続けています。

今回、管理する物件の増加に伴い、ホンダ地所では2職種のスタッフを募集します。

・賃貸を担当する営業（賃貸担当の営業がメイン業務で、売買にも立ち会うことがある）
・総務経理（店舗での対応、経理事務など）

生まれも育ちも墨田区のホンダ地所 代表取締役 本多平学さんが目指しているのは、単なる住居の案内ではなく、住む人々が心から「この住まいを選んで良かった」と感じられるような街づくりです。

「不動産業というとネガティブなイメージをお持ちの方も多いですが、ホンダ地所の仕事はお客様と向き合いながらその方に合ったお部屋を提供するという、このAI時代でも人の温かみが感じられる仕事です。物件の賃貸や売買がメインの業務ではありますが、私たちの仕事が長い目で見て良い街づくり、地域の活性化に貢献していると信じています」

住民と地域を繋ぐ存在でありたい

安心で快適な住環境を提供することはもちろん、地域の魅力を知ってもらい、住民と地域を繋げることもホンダ地所が果たしている役割の一つです。

「不動産物件が一つ一つまったく違うように、それを扱う当社の社員もみんな違ってみんないいと思っています。営業のスタイルも人それぞれのやり方で問題ないですし、好奇心や探究心があれば不動産業界の経験も不問です。新卒や未経験で入社しても、上手く自分のカラーを出せるようにサポートします」

ホンダ地所は不動産業界ではめずらしく、営業職であってもノルマがなく固定給制となっているため、社員が自分らしく伸び伸びと活躍しやすい風土が育まれています。

今回の募集では、ベテラン社員が大半の現体制に新しい人財を呼び込みたいという思いも強いそうです。

「営業に関しては、これから宅建（宅地建物取引士）の資格を取りたいという人の入社も歓迎です。成長意欲がある方には様々な面で応援する準備ができているので安心して挑戦してほしいですね」

本多さんが目指すホンダ地所の未来について聞いてみました。

「私たちの仕事の最終目的は、お客様の暮らしが幸せになることだと思っています。不動産会社はお客様の人生の節目で登場する大事な存在だからこそ、地域のお客様の幸せを共に分かち合うパートナーでありたい。そんな思いから不動産オーナーの高齢化や相続の問題などの地域課題に共に向き合い、街づくりに貢献していきたいです」

街の変化に合わせて役割を果たす

続いて専務執行役員 澤元俊夫さんに話を伺いました。

「ホンダ地所の特徴は、地域密着型の不動産で地域活動にも力を入れているところです。最近では京成電鉄八広駅30周年記念イベントなどの地域活動に参加し、地域との繋がりを大切にしています」

ホンダ地所の最寄り駅である八広は当社の会長が駅名変更に関わったという経緯もあり、特につながりが深い街です。

「事務所のある八広を中心に、墨田区北部エリアに並々ならぬ思い入れがあるからこそ、物件を紹介するだけでなく、長期的に地域の方々と関係性を築くことに力を入れてきました。地域住民の皆さんに親しんでもらい、いざという時に頼られる存在になりたいと思っています」

一方で、地域密着型の不動産会社だからこその悩みもあると言います。
「それでもめげることなく、地域の住まいに関する困りごとをどう解消できるか、どうサポートできるかということをひたむきに考えて取り組んできました。その結果として、都内でも近年特に人気のエリアで良質な物件が提供できる会社に成長してきました」

澤元さんは、長年ホンダ地所で働きながら墨田区北部エリアの様子を見守ってきたメンバーの一人。街に暮らす人々の変化に合わせて、ホンダ地所が提案する内容も変わってきているそうです。

「今までは単身者向けのワンルーム物件が大量供給されてきましたが、最近では供給過剰気味になっています。むしろ建築上空間効率が悪く避けられてきた2DK、2LDKの需要が高まっているようです。

今後は住む方のライフステージの変化に合わせた部屋の供給も視野に入れて、自社物件を保有するホンダ地所が今後地域で果たすべき役割を常に念頭において活動したいと思っています」

ホンダ地所の営業とは、お客様の暮らしに寄り添うこと

次に賃貸営業を担当する岩田貴将さんにお話を伺いました。岩田さんは就職活動中に営業職を希望してハローワークを訪れた際にホンダ地所の仕事を知りました。その後すみだの仕事の記事を読んで、社長の人柄に惹かれて新卒入社を決めたそうです。

「朝はまずメールチェックから始まります。物件の問い合わせには迅速に返信し、アポイントを取ってご案内の準備をします。その後は事前に物件資料や見積もりなどの準備し、現地でお客様と待ち合わせして内見に行くことが多いですね。物件管理は『いい生活』という不動産業界向けクラウドサービスで行っています」

物件を案内する時には、具体的な生活シーンを想定したアドバイスを心がけているそうです。

「私自身も小学1年生の子供がいるので、ファミリー物件をお探しの方の気持ちがよく分かります。特に子育て中の方に対しては、エレベーターの有無やベビーカーを運ぶ時の利便性など、日々の暮らしやすさについてもアドバイスさせていただいています」

ホンダ地所は墨田区内で約100店舗ほどある不動産会社の中でも、数少ないシャーメゾン特約店のうちの1社です。シャーメゾン物件を目当てに来店されるお客様も多く、区内でも特別大きな強みとなっています。

「ホンダ地所は自社で保有・管理する物件が多数あるので、それが仲介のみの不動産会社で働くのとは違った面白いところだと感じています」

岩田さんの仕事は、お客様を物件に案内するところから始まり、お客様が退去される場合の引き渡し、退去後の原状回復のための工事手配、新たに入居者様を募るための物件の撮影・サイトへの掲載作業、そしてまた次のお客様に物件をお渡しするところまで。賃貸に関わる一連の業務に関わっています。

「父が不動産業界で働いていたこともあり、未経験ながら業界については少し知っていました。もともと不動産仲介だけするという会社で貸した後は無関与という働き方はあまりやりたくないと思っていたんです。

逆に、ホンダ地所では賃貸の一連の流れを自分で担当できるので、責任とやりがいが感じられますね」

新卒入社から11年間勤続できた理由について聞いてみました。

「物件を借りる方の始めから最後までをすべてサポートしているので、お客様から直接お礼を言われることがとても多い仕事です。それが仕事をする上での一番大きな楽しみで、モチベーションになっていると思います。

それからホンダ地所の温かい雰囲気が自分に合っていると日々感じています。特に新人時代は契約書の読み方など様々な面で支えてもらいました。仕事で困ったときには皆で一丸となって解決策を考えてくれますね。

それから営業同士の過度な競争がなく、アットホームな雰囲気でフラットに助け合いながら仕事ができています。普段はシフト制で勤務しているのですが、家庭の事情も考慮してもらえるので、子供の卒園式や入学式などで気兼ねなく休みを取れています」

大好きな街とともに成長できる仕事

最後に募集に向けたメッセージを本多さんに伺いました。

「押上、向島の次に再開発が進むのは、ここ八広だと思っています。街を一緒に成長させたいという方と出会い、共に地域を盛り上げていきたいですね。

これからの目標としては『墨田区北部エリアで一番』の不動産を目指しています。一番信頼されて、一番物件に詳しくて、一番相談しやすい…など、色々な『一番』になりたいのですが、やはり目下は地域に一番愛される不動産になることですね」

一般的な不動産の営業の、競争が激しくオーバーワークというイメージとは真逆のホンダ地所。我が家のように和やかな職場から、あたたかさの輪を街中に広げるような新しい不動産業のあり方を実践しています。下町らしい人情あふれるホンダ地所で新しいキャリアをスタートしませんか？

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文章：清田 睦月
写真：小関 華穂
編集：「すみだの仕事」編集部

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