採用のその後に

すみだの仕事は、4年目に入りました。
1年目に採用された方は、もう3年近く働いていることになり、既に仕事にも慣れ、企業によっては欠かせない戦力の方も少なくありません。

入社してすぐの頃は、たどたどしかったり周囲に馴染めてなかった方も、わずか数年の短い期間でも、顔つきががらりと変わり慣れた手つきで仕事をこなしていて、その姿にはいつも驚かされます。

しかし、ミスマッチをできるだけ減らせるようにと考えて記事を書いていても、もちろん辞められてしまった方もいます。辞められる理由はさまざまです。何かやりたいことがあって前向きな退職の場合もあれば、会社や待遇面での不満がある方も、もしかしたらいるのかもしれません。

以前、募集をさせていただいたカフェで、二人の方が採用されました。どちらも元気で明るく、すぐにお店の看板のような存在となっていきましたが、2年ほど働かれた後、お一人は辞め、もう一人は在籍はしているものの、ほとんどシフトには入っていないと伺っていました。

それからしばらくして、たまたま二人と出会う機会があり、二人が一緒にいることに驚いていると、こんなことを言われました。

「辞めてからも仲良くて頻繁に会っているんです」

全く別々の道を歩んできた二人が、記事をきっかけに選んだカフェで知り合い、辞めた後も繋がりが途切れず続いている。二人にとって一生の仕事にはならなかったかもしれないけど、一生の繋がりができるきっかけとなった。

そんな関係が生まれたことが、とてもうれしいなと思います。
そして、カフェの仕事を通してステップアップすることができ、新しい目標へと向かって次への活動を始めていたことも。