2018.05.16(水)

やっぱり、あってよかった 株式会社 墨田電材社

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ご応募ありがとうございました。

墨田電材社

一緒に働く仲間もお客さまも、喜びを分かち合う。この会社が大切にしている仕事の姿勢です。成功すれば自分のことのように思いっきり喜び、失敗すれば一緒になって精いっぱい悩む。

関わってくれる全ての人たちに対して、そうして本気で向き合い続けてきたからこそ、長年この会社で働く人たちがいて、そして付き合いを続けてくれるたくさんの取引先があります。

一緒に働く仲間も、お客さまも、この会社にとってはみんな大切な家族。チームワークを磨いていくというよりも、家族の絆を深めていく、そんな言葉のほうがここにはしっくりくるように思います。

墨田電材社

墨田電材社は、メーカーの電気関係部材を工事業者などに販売する会社です。1946年、墨田区京島で創業しました。建築物一棟に必要な電気関係の部材は、普段目にする照明器具やスイッチだけでなく、災害の拡大を防ぐ感震ブレーカーなど多岐にわたります。

そんな膨大な部材を取り扱い、お客さまの要望に合わせて提案するのがこの会社の仕事。長年地域に根差し、多くのお客さまに頼りにされてきました。

「地元のご縁に支えられて、ここまで事業を続けられました。インターネットでなんでも買える時代だからこそ地域性を活かし、工事現場を実際に見ながら要望を伺って提案したり、求めに応じて即時配達したりといった細かな気配りを提供していきたいと思います」

今回は、固定ルートへの商品の営業・配達を基本とした、営業グループの正社員を募集します。

この仕事について教えてくださったのは、3代目社長、鈴木良昇さん。社長室へと案内される際、3階まで駆け上がっていく鈴木さんの姿には、見ているだけでこちらも元気になります。

墨田電材社

「実務に関しては、そのほとんどを社員が担ってくれているので、居心地よく、充実感を持って働ける舞台を用意したいと思って、フットワーク軽く動けるようにしています」

働きやすい環境づくりの一環として、早朝からの社内清掃も鈴木さんが長年続けてきたルーティーン。最近では禁煙手当の支給を決め、社内の雰囲気を変えることにも取り組んでいるそうです。

今回募集される営業職の仕事内容は、どのようなものでしょうか?

「ベースとなる営業の仕事は、お得意さまへの営業・配達です。全く関わりのない会社への飛び込みはなく、決まったルートへの配達が基本となります。地元での仕事を心がけてきたので、都内だと城東地区といわれる墨田、葛飾、江東、江戸川区、そして埼玉や千葉の近隣地域を主に回ります」

「そして、お客さまと対面したときに今の困りごとや、もっとこうしたいという要望を伺うことが大切な仕事。ささいな会話をヒントにした提案力が、当社が生き残れたポイントだと考えています」

墨田電材社

営業の仕事は、コンシェルジュのような役割なのだと鈴木さんは話します。

「日ごろから情報収集は怠らず、知識と人の繋がりを蓄えておくのは大切です。お客さまの要望を伺ったときに『こんな商品を使ってみては?』と提案したり、電材関係の展示会ツアーを企画して、お客さま同士を引き合わせたりもします」

「お客さまとお客さまに合った商品を繋ぎ、専門家同士のネットワークを活かし、お悩みを解決するのが仕事です」

何か必要な経験や知識は、必要でしょうか?

「『普通運転免許』を持っていてもらえるとありがたいのと『第二種電気工事士』といった電気関係の資格があると、業務には活かせると思いますが、最初は電気や部材の知識がなくても大丈夫。仕事をするうちに、必ず身につくので安心してほしいです」

墨田電材社

鈴木さんは、33歳のときに先代を亡くし、社長に就任したお母さんと二人三脚で苦労した時期もあったそうです。会社を守ることで精いっぱい、新規開拓の余裕などなかったと言います。

「継いだからには小さくても存在感がある会社にしたかったんです。そのためにも、地元にとって『あってよかった』と思ってもらえる会社になろうと決めました」

進んで地元のためになることをしたい。お客さまによろこんでもらえる会社になりたい。鈴木さんは、区の交流会に参加したことをきっかけに、幅広く活動をはじめます。

産学官連携にも積極的に取り組み、さまざまなプロジェクトのまとめ役も買って出ました。その一つが、墨田区内の中小企業が結集したオリジナル電気自動車『HOKUSAI』製作プロジェクト。すみだ新製品開発プロジェクト実行委員会の会長を務め、自動車関連部品産業がほとんどない墨田区でのプロジェクト推進に尽力しました。

地元で培われたフットワークの軽さは、異業種の間でも生かされ、幅広い繋がりを持つことができたそうです。ITの時代だからこそ、人間同士の繋がりを大切にした経営をしたいという、社長の言葉が印象的です。

続いて、業務グループの宍倉里枝さんにお話を伺いました。

伝票の入力や電話での注文対応などの事務業務を中心に、自発的にFacebookでの情報発信をされています。電気関係のお役立ち情報から、地元墨田の風景、社内のイベントの様子など幅広く、見ているだけで楽しいページです。

墨田電材社

入社されたきっかけについて教えていただけますか?

「その前は、保育補助の仕事をしていました。やりがいはあったのですが、勤務できる時間が短く、もう少し長い時間働きたいと思っていたときに、墨田電材社で長年働いていた女性から会社の話をお聞きしました。ちょうど募集があって、面接を受けたのがきっかけです。もう4、5年前になりますね」

採用が決まるまでのプロセスを聞いてみると、宍倉さんの表情が自然にほころんでいく様子は、ここでの仕事の充実ぶりが伺えます。

「社長と奥さんとの面接だったのですが、履歴書もあまり見ることなく、普通の会話がほとんどでした。志望動機や職歴はほとんど聞かれないまま、その場で採用決定。思わず『いいんですか?』と私から聞いてしまいました(笑)」

「その時、社長は『あなたが面接に来てくれて、お互い話をしていることも巡り合わせだと思うし、この一期一会を大切にしたい』とおっしゃったんです。面接でそんなことを言われたのは初めてで、温かな気持ちになったのを覚えています」

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二人のお子さんのお母さんでもある宍倉さん。
家庭との両立など、働きやすさについても教えていただきました。

「今までで一番だと思います。今は、上の子が中学三年生で受験シーズン。大変な時期だということを理解してくださって、家庭との両立をサポートしてくれています」

「例えば、平日にはPTAの役員会があって配慮いただいていたり、会社や電材組合で開かれるイベントにも『子どもと一緒に来ていいよ』と言われているので、ありがたいです」

墨田電材社

仕事をする中で意外だったことはありますか?

「意外だったのは、比較的年齢が近い社員が多く、上司も気さくで話しかけやすいので、想像以上に居心地がよかったことですね」

「あと、これまで経験した事務仕事は、一日中パソコンに向かうだけでしたが、ここは1階で商品の小売も行っていて、接客することもあるので、仕事にメリハリがつきます」

続いてお話を伺った藤倉友輝さんは、新卒で入社された営業グループ社員。
2016年の冬に『すみだの仕事』に掲載された記事を読んで、応募されたそうです。

墨田電材社

「生まれも育ちも墨田区で、地元へ貢献できる仕事をしたいという思いがずっとありました。6年間、地元の飲み屋さんでアルバイトを掛け持ちして接客業の魅力を知ったこともあって、お客さまと一対一で関係を築き、商品を売る仕事をしたいと考えるようになったんです」

「そのタイミングで『すみだの仕事』を見る機会があって、墨田電材社の面接を受けました。記事を読んだときから、なんとなく自分の考え方と合っている会社じゃないかなと感じていたのですが、社長との面接を通してそれが確かめられたことは、入社の大きな決め手になりました」

どんなところが合っていると思われましたか?

「地元に貢献したいという想いがまず共通していました。あと、人と人との繋がりを大事にしているところです。社長と自分が似ているなと感じたのは、人と話すのが好きなところ。お客さま、仕入れ先さん、地域の方など、会社に関わってくださる方をとにかく大切にしているところです。ぼくもそうやって働きたいと思っていたので」

墨田電材社

ちょうど入社から一年。
すみだの仕事が入社のきっかけということですが、実際に働いてみていかがですか?

「実は、ベテランの営業マンが定年退職することになり、その業務も一部引き継いでいるのでなかなか大変です。良くも悪くも社員数が少ないので、研修を受けて一から教わるというよりは、OJTで仕事を覚えていくことが多いですし、一人一人の仕事に重みが増していて責任も感じます。ただ、頑張れば頑張るだけ成長できる環境だし、その環境を活かして頑張りたいと思っています」

墨田電材社

プライベートとの両立についても伺ったところ、残業はほとんどなく、宍倉さんと同じく両立できているという答えが返ってきました。

「会社にノルマはなくて、自分でビジョンを持って目標を達成する方式です。その分、責任は感じますが、目標達成に向けたスケジュールを自分で組むことができるので、プライベートの予定も立てやすいんです」

「個人的には、プライベートが充実しているからこそ、いい仕事ができると考えていたので、それが自分には合っています。週末には野球をしたり、地元で飲んだり、最近ではダーツにはまっています」

今回の募集は同じ営業職ですが、どんな人が向いていると思いますか?

「人と話すのが好きというのはもちろんですが、お客さま、仕入れ先さん、職場の方と丁寧に関われる方。あと、お客さまの話を細かく記憶して、次に生かせる方が向いていると思います」

「お酒の飲み方ひとつとってもそうだし、好きなことを覚えて後日、訪ねたときの話題にしたり。コツコツ続けて関係を作り『藤倉君から買いたい』とご指名いただけると本当にうれしいし、やりがいを感じます。この先も、一日一日を大切に積み重ねていきたいです」

墨田電材社

最後は、鈴木社長にどんな方と働きたいかを伺いました。

「私は『笑顔に勝るおしゃれなし』という言葉が大好きなんです。着飾ったり、知ったかぶりをしたり、取り繕ったりするよりも、失敗してもくよくよしないで明るく笑っていてほしい」

「あと、お客さまとお話するときに、仕事以外の趣味が活きることがあります。スポーツでも飲み会でも、自分の好きなことに没頭する時間を作りやすい会社にしたいと思っています」

社員の幸せを大切にし、そして地域のお役に立てる会社に。

そんな社長の想いが一貫して感じられる、墨田電材社。下町らしい家族的な温かみのある会社で、共に地元の役に立って働きたいという方は、ぜひ応募してみてください。

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