2021.11.19(金)

亡くなられた方全員に携わる世界を目指して イワタ株式会社

こちらの求人は募集が終了しました。
ご応募ありがとうございました。

イワタ株式会社

日本では年間約138万人が亡くなっているといわれています。

人はいつか亡くなる。そう頭で理解していても、生前から死に向き合えている人はどれだけいるでしょうか。

人が亡くなった際には、湯灌(ゆかん)といわれる故人の体や髪などをお湯で洗い清める作業や、ご遺体の腐敗防止処置や殺菌消毒などを施して、衛生的に長期間保存するエンバーミングといった処置が施されます。そして、化粧など身支度が整ったら納棺し、遺族はお見送りを行うことになります。

故人がきれいな状態で旅立ちができるよう、湯灌師や納棺師といった専門職の方たちが丁寧にご遺体処置を行っています。

イワタ株式会社

そんなプロたちが使用する大切な道具を届けている会社が、江戸川区平井にある『イワタ株式会社』です。

脱脂綿や衛生材料ほか多くの葬儀用処置用・介護施設用品を取り扱うほか、葬儀を中心とした新規事業を立ち上げるなど、国内外の専門職の方や業者から『ご遺体処置用品を使うなら、イワタ』といわれる会社を目指し、さまざま挑戦を行っています。

今回は、さらに事業を加速させていくため、営業担当者を募集することになりました。

イワタ株式会社

JR平井駅からバスで10分程の住宅地に位置する、イワタ株式会社。

黒い倉庫のような外観の建物の中は、ニューヨークのブルックリンをイメージした先進的な内装になっていて、まるでカフェにいるかのような雰囲気。

やわらかい灯りの中で落ち着いて働けるオフィス環境になっています。

イワタ株式会社

現在、イワタは3代目となる岩田壮一郎さんが代表を務めています。

1938年(昭和13年)に祖父が脱脂綿の卸売会社として創業し、父の庸一郎さんが2代目代表だった2015年に、他業界で働いていた壮一郎さんが家業に入社し、専務を経て2019年に代表となりました。

高齢化社会がさらに進む日本では、今後さらに葬儀業界の人材が必要となってくることが予想されます。イワタでは、業界のプロたちの現場の声に真摯に耳を傾け、単にご遺体処置の用品や介護用品を届けるだけでなく、専門職の方や取り扱ってくれる業者の要望に応える前向きな動き、そして技術向上でご遺体処置そのものの価値を高めようと、業界を攻めの姿勢で挑んでいます。

「以前、『すみだの仕事』の求人を見て、やりがいのある仕事ができる会社だと思いイワタに応募したんです」

そう話してくれたのは、前回の求人から採用に至った営業部の及川健太郎さん。

新卒で専門商社に就職し、ITサービスの販売会社や大手広告代理店などでの営業経験を経て、2019年10月にイワタに入社しました。

イワタ株式会社

「当時、求人広告の営業担当をしていて営業電話をかける先を探していた中で、偶然『すみだの仕事』の求人を見つけたんです。『自分が転職するなら、どのような会社の広告があったら興味を抱くだろうか…と考えながらリサーチしているときだったので、読んでいるうちに会社の雰囲気や業界の可能性を感じ、自分がこの会社に行きたいと転職を決めたんです(笑)」

そんな及川さんは、いざ採用面談に挑んだものの、大手企業に勤めてきた経験しかなく、小規模な会社に身を置くことに、少々不安を抱いていたといいます。しかし、社長に会ってみて、会社や仕事の可能性を見出した及川さん。

「社長は非常に先進的で、新しいことにも挑戦する方だと分かり、これから会社をさらに伸ばしていくという強い思いが伝わってきて、業界は未経験ですが自分にもできることがあるのではと思いました」

そして、入社の決め手となったのは社員の人たちの言葉だったといいます。

「社員同士が協力し合って業務にあたっている雰囲気もあってよい職場環境だと思いましたし、社員の方たちが『本当にいい会社だと思いますよ』って言って後押ししてくれたんです。落ち着いて真面目に取り組みたいと思っていたので、自分の性に合うだろうと思いました」

イワタ株式会社

及川さんは、主に大手代理店などの卸業者の営業を担当するほか、イワタの採用業務や新規事業の立ち上げなど、これまでの実務経験を活かしてオールマイティーに活躍をしています。

お客さまのもとには、毎日のように多くの営業がきます。そんな中で、いかにイワタの商品が会社のメリットになるのか、常にお客さまの立場に立って丁寧に説明することを心がけ、信頼獲得につなげていっています。

穏やかにゆっくりと話す及川さんは、きっと聞き上手なのでしょう。

お客さまに合った提案で丁寧な仕事ぶりがあるからこそ、次々とお客さまからのさまざまな要望を引き出し、成果を残しています。

葬儀に関連することであれば、新しい事業にも挑戦できる環境があるのはイワタで働くうえで、魅力のひとつ。及川さんは、自社の取り扱う製品の紹介動画を制作することを新たに始めました。これは自身の経験を活かした会社としても新たな取り組みです。

「実は、新卒の会社を退職して30歳までミュージシャンとして活動をしている期間がありました。その中で、当時はニコニコ動画という動画配信サービスが流行っていたこともあり、自分たちのバンドのプロモーション用に動画制作を行っていたのもあって、その経験を活かす形でイワタにはなかった動画で製品を伝えるということを社内提案したんです」

自社製品を伝えるということだけでなく、卸業者が取引先に説明がしやすくなったり、湯灌師などのプロたちが使用イメージをつかめるようにと、お客さま視点に立った考えから、新たな営業ツールとして動画制作事業を行うことになったそうです。

イワタ株式会社

製品によっては使い方が分からず、導入に抵抗があるお客さまがいるかもしれません。そんなときに、実際の現場での使用方法を解説する動画を制作すれば、使用感をイメージしてもらうことができます。

また、制作した動画を使っていただけるようにすればお客さまの手間も省くと同時に、説明のしやすさにつながっていきます。動画ひとつが、お客さまとの新しいコミュニケーションツールにもなるのです。

「葬儀という特殊な業界だからこそ、業界を熟知した私たちがつくる動画ということに価値があると思いますし、お客さまの安心感につながっていくと思っています」

どこまでもお客さまのこと、そしてその先にいる人たちのことに配慮した営業施策をしている点が、イワタの社風です。

個々人の営業の忙しさやマルチタスクをこなしていく大変さはあるかと思いますが、自分の時間も大切にしたメリハリのある仕事ができるというのも、居心地の良さにつながっているといいます。

イワタ株式会社

価格の安いものを導入した場合に年間どれだけの利益が出るのか試算をして示したり、時期を読みながら春だから桜の香りをつけた商品を扱ってみてはどうか、と提案をしてみたり。お客さまのやりたいこと、そして扱いやすくするためにはどうすることがよいのかを常に考えながら営業活動を行っています。

「どんなことでも、うちでは扱っていませんという否定的な言葉は言わないよう心がけています。求められているものがその時点で自社にないのであれば探しますし、場合によっては作ってしまう。喜んでもらえるためには、どうすることがいいのだろうと考えていますね。大変ですけどね」

及川さんは、もうイワタでの営業の面白さをつかんでいる様子。

与えられたものを単に広めるのではなく、相手に合わせた提案まで考えることにやりがいや楽しみを見出せる人が、ここでは自分の力を発揮できそうです。

また、イワタでは経営方針書の策定や、コアバリューの作成、よりやりがいを覚えるような人事評価制度などを導入するなどして、これまで以上に人材育成に力を入れています。一人ひとりの成長を応援しているからこそ、会社の方針をしっかりと示し、客観的に評価できるものを取り入れて、誰もが平等に活躍できる環境を整えようとしています。

イワタ株式会社

イワタで働くうえで、どんな人が合っていると思いますか?

「葬儀と聞くと、明るいイメージを抱かない人が多いでしょうしなかなか分かりづらい世界ではあると思いますが、偏見などを持たずに何にでも興味を示し、前向きに行動できる人が合っていると思います」

「挑戦させてくれる会社である分、やることはたくさんありますし、大変なこともあるので、マルチタスクができる方が特に活躍しやすいかと思います。しかし、故人のために、人のためにと考えて処置を行う納棺師は、聖人のように素敵な人が多く、営業担当としてもとてもいい刺激になります。人をとことん大切にするプロの方たちの役に立てるというのは、私自身、とても嬉しいですね」

そして、まもなく入社から1年を迎えるという松本香樹さんにもお話を聞きました。

イワタ株式会社

松本さんは美容師として働いたあと、国際物流の営業職を約3年半経験したのち、イワタに入社するという、異業種から転身した一人です。区の合同企業説明会でイワタの存在を知ったといいます。

「美容室や物流の営業の勤務地が、墨田区や江東区だったこともあり土地勘もあったし、自宅も近いというのも入社の理由のひとつですが、営業職で仕事ができること、そして業界としてもこれまで聞いたことがなかったというのもあり、興味を抱いたというのがきっかけでしたね。社長の話を聞き、社内見学をしたあとで入社に至りました」

納棺師に直接営業することを担当しており、ご遺体処置用の化粧品の開発にも携わっていますが、今後は物流コストを削減する施策など、前職の物流業での経験を活かした取り組みも行っていこうとしています。

イワタは、パートとして働く方を入れてもスタッフは15人程度。それでも、広告代理店や美容師など異業種からの参画が多く、さまざまなバックボーンを持つ人たちが集まってくることを代表自ら楽しみ、そしてスタッフ同士が一人ひとりの多様性を受け入れる寛容性が大きな魅力です。

イワタ株式会社

ニッチな業界ではありますが、他業種の視点を持つ人たちが集まるからこそ、次々と新しいことに挑戦することができているのかもしれません。

代表の壮一郎さんに、業界の今後について、そして自社の展望をお伺いしました。

「亡くなる一人ひとりの処置を施す際に、日本で亡くなる方全員が当社の商品やサービスが一つでも携わっている、日本唯一の会社になっていきたい」

「処置をする際のご遺体の状況は、さまざまです。体が黒ずんでいたり、事故などで欠損があったり。こうした処置には、個人の能力によって処置後の結果が変わるケースがあります。湯灌師の技量を高く維持することは大切だと思っています」

イワタ株式会社

壮一郎さんは、故人に施す化粧品などの処置用商品を販売してきた中で、湯灌師・納棺士さんのより一層の技術向上のための情報の少なさについて、課題を感じてきたといいます。

「良い技術を皆で共有する、商品を提供する、処置でご遺体がきれいになる。日本全体のご遺体処置レベルの底上げをする取り組みを推進していきたいですね。私たちがお客さまとする方に湯灌師や納棺師のほかに、治療のプロである看護師なども病院で患者の死後に病院で行われる、エンゼルケアという処置について学びたいという方が多くいますが、学べる機会が少ないのが現状なので、そのために商品を提供する前の座談会やWEBセミナーの実施をしていきたいです」

「日本は、世界と比較して少子高齢化社会といわれる中で、中国や東南アジア諸国も今後同じような社会になってきます。日本の処置の基準をあげることで、将来的にノウハウを海外にも展開することができ、経済的格差によるご遺体処置の対応差をなくすこともできるのではと思っています。日本のどの会社でも1社が日本の人口のどの人にも関わっている商品やサービスを提供する会社はそうそうないですが、弊社はそういった唯一無二の存在になっていきたいと思っています」

そんな構想を持ちながら、壮一郎さんは今、葬儀業界向けのSNS制作に注力をしていきたいと考えています。葬儀業界は非常に古く変化の少ない業界。だからこそ、葬儀業界向けのSNS一つで業界に新しい風を吹かせることができると思っています。

イワタ株式会社

イワタは歴史ある会社ではありますが、決して古い会社ではありません。古くからあるご遺体処置の考え方をベースに、新しいことにも果敢に挑むことで、業界内での可能性を見出す前向きな仕事の取り組みができます。

壮一郎さんは、葬儀用処置用品を扱う会社としてイワタのサービスが全国で亡くなられた方全員に届くように、葬儀における事業領域を広げていっています。

『自ら考えて創造し発信し続ける』ということを大切にしていて、葬儀に関連する知識が最初からなくても問題ありません。入社後にお客さまからいろいろと教わることもあるのだそうです。業界未経験でも活躍することができる会社だからこそ、業界の知識以上に、能動的に動き経験を活かして挑戦する姿勢を持っている方を求めています。

亡くなった人を見送るために、プロたちに商品を届けるという、人のために取り組める仕事です。一見地味に思える仕事かもしれませんが、葬儀業界でなくてはならない存在です。

これまでの経験を存分に活かし、次は『葬儀』の世界に挑戦してみませんか?

ご応募お待ちしています。

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