2022.10.17(月)

世界を変える人たちの力になる 株式会社グローカリンク

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グローカリンク

世界を変える会社や技術、システムを作っている人たちは、自分たちの力だけで達成しているわけではありません。

その陰には、一緒になって走り続けてくれる人の存在が必ずあります。

センターオブガレージは、2018年に墨田区横川で誕生して以来、世界を変える数々のスタートアップやベンチャー企業などが入居してきました。

ここは起業支援を行う株式会社リバネスが手がける、社会課題を解決する研究・開発の社会実装を目指すベンチャー企業に向けたインキュベーション施設で、運営しているのがリバネスの子会社である『グローカリンク』です。

今回は、このグローカリンクの一員として、センターオブガレージの施設運営・管理を一緒に担ってくれるスタッフを募集します。

グローカリンク

研究開発に取り組むベンチャー企業にとって、製品を開発したり、会社を事業化していく中で、段階的にさまざまな資金的な関門が待ち受けています。資金調達は、事業化や収益化の見通しがまだ立っていない創業期には、大きな課題の一つとなります。

そうしたテクノロジーベンチャー企業に、一緒に走り続ける支援事業をおこなっているのが『グローカリンク』です。

グローカリンクは、日本ではテクノロジーベンチャー企業を支援する会社がまだ少ない時期に、リバネスの執行役員を務めている長谷川和宏さんが立ち上げました。

まずは、グローカリンクの取締役でもある長谷川さんにお話を伺ってみます。

グローカリンク

長谷川さんは、ベンチャー企業の立ち上げや、新規事業の創出などを長年に渡って経験されてきました。また、墨田区の町工場3500社を自ら訪問するなどし、町工場とのネットワーク形成に奔走したというエネルギッシュな方でもあります。

グローカリンクは、地域とさまざまなところを繋ぐハブになる、『Link local to global』という言葉から社名に繋がっています。

「世界を変えようとする人たちは、頭の中に素晴らしいビジョンや理論を持っています。しかし、実現に向けた必要な資金が確保できないことも多い。ミドリムシで有名な上場企業『ユーグレナ』を創業期から支援して、上場を後押した経験値など多数あったので、創業期にある他の人たちの支援もしたいと思ったんです」

グローカリンクでは、ベンチャー企業向けに小口投資を行う『投資育成事業』と、インキュベーション施設『センターオブガレージ』の運用事業を手がけています。

グローカリンク

センターオブガレージの施設内には、オフィスルーム、シェアオフィス、プレゼンテーションルーム、ものづくりスペース、コワーキングスペースがあり、オフィスルームにある個室は、既にほぼ満室。現在もなお、入居希望の企業が待っている状態が続いているのだそうです。

既に入居しているのは、どのような方たちでしょうか。

「墨田区の町工場、地域の中堅中小企業の東京拠点、海外スタートアップの日本拠点、大学やベンチャーキャピタルが入居していたりとさまざまです」

「ただ、最寄り駅から徒歩で10分程度かかるし、都内の高層ビルに入居するシェアオフィスのような華やかさがあるわけでもないので、普通ならばインキュベーション施設として候補になりづらい場所だと思います(笑)それでも、天井が高く耐荷重も一定あり、組み立て作業をしたり、部品や在庫を保管したりと好評なところもあります」

グローカリンク

そんな場所でも、みな世界を少しでも良いものへと変えようと、日々奮闘を続ける人ばかり。そこに入居希望者が殺到し、今やセンターオブガレージは社会課題解決のために研究開発を行うベンチャー企業から注目を浴びる施設へと成長しました。

長谷川さんはこの場所の魅力、この仕事のやりがいをこんな風に語ってくれます。

「台風のときには従来型のプロペラ風車を止めないといけないですが、その台風でも発電できる風車を作る会社などが入居しています。他にも、例えば家にある電動自転車がフル充電に3時間程度かかるとします。それが1分でできると聞けば、嬉しいとか欲しいという気持ちになりますよね。そんなことができる世界を実現できるの?と、思うようなものに真摯に向き合う彼らが、社会実装して一緒に実現を目指すのって楽しいですよね」

グローカリンク

センターオブガレージには、いくつもの支援体制が整っています。

この施設は入居者の事業に伴走する運用をしたり、研究機関や町工場、大手事業会社のネットワークを使った技術支援、センターオブガレージ内で開発した装置を活用するなどの実証支援を受けることもできます。

さらには、ものづくりスペースを設けたり、地方に拠点を持つベンチャー向けの展示場を設置することもできます。ときには、イベントを行ったり、記者会見などの配信支援、コンテンツ作成などのサポート体制も整っています。

つまりこの場所は、ベンチャー企業や研究者、町工場、大手事業会社のハブであり、国内外にある技術と研究者の想いをつなぎ、そして世界を変える事業創出を支援するための重要拠点というわけです。

今回募集するスタッフの方には、この施設に入居しているベンチャー企業の伴走をしていただく『インキュベーションマネージャー』やその関連事務を担っていただきます。

グローカリンク

関連事務は庶務全般あり、受付や配送物の対応、入居者の対応、管理窓口への各種申請対応など、専門的な知識がなくてもできる業務がほとんどです。

入居者は、世界初を目指して研究・開発に没頭している人たち。彼らが集中できる環境を整えていきながら、どうしたら実現できるかを一緒に考えてみたい人が求められています。

作業のプロフェッショナルというよりは、入居者とのコミュニケーションを通して、ベンチャー企業が働きやすく研究に没頭できる環境をつくっていく、という考え方を持っているとよいかもしれません。

「入居者たちが快適に過ごせるために、一緒に考え続けられる人に担っていただきたいです。作業そのものは誰もができるものばかりですが、マニュアル化はされていません。自由度が高い分、ホスピタリティや何が必要なのかを考えられる人が必要です」

今はマニュアル化されているものも少ないですが、今後はより効率化できるところをスタッフ間で共有できるような創意工夫をお願いすることもあるかもしれません。

近年は、墨田区の町工場を巡るオープンファクトリーイベント『スミファ』や、すみだの魅力を高める商品に称号が与えられる『すみだモダン』のセミナー会場として場の提供をしたりと、施設内のスペースを貸し出すこともあり、リアルでのイベントやオンライン配信など、幅広い使い方へと広がっています。

このように撮影や配信イベントの会場として、外部に貸し出すことも検討しているので、入社後は入居者だけでなく、施設を利用したいとする外部の方とのコミュニケーションも増えていくことが考えられます。

グローカリンク

業務時間や働き方の相談には、柔軟に対応したいと長谷川さんは考えています。

「子育て中の人であれば、子どもをオフィスに連れてくることも構いません」

施設に入居する方だけでなく、そこで一緒に働く方にも働きやすい環境を提供するグローカリンク。

たとえ最初は、テクノロジーに詳しくなかったとしても、興味を持って何事にも楽しみを見出そうとする方なら、非常に魅力的な職場環境となるでしょう。

「他の分野の人から見たら、理解しづらいところもあるかもしれません。僕らはテクノロジーの技術力の高さや理解よりも、世界を変えたい、課題解決したいという情熱を信じて、入居や出資を決めています」

グローカリンク

センターオブガレージが誕生してから約5年、墨田区の町工場や事業者と連携した取り組み事例も少しずつ増えてきました。

例えば、世界初の垂直軸型マグナス式風力発電機の開発を行うベンチャー企業『チャレナジー』は、地元の金属加工会社『浜野製作所』と共に風車を実現させました。他にも、次世代バッテリーを製造しているベンチャー企業『ナチュラニクス』は、開発したバッテリーを電動バイクに組み込んで新たなシェアリングサービスとして、墨田区内で大手事業会社と実証実験をスタートさせています。

「モノができデータがとれると、それを元に新たな資金の獲得も可能になり、より社会実装に近づく。具体的・発展的な試作品を開発して運用データシュミレーションを出していけるので、未来に実現させる計画が立てられるようになります。そこまでいけば、更にベンチャーキャピタルなどから出資を受け、研究開発の加速ができます」

モノを作れる技術を持つ町工場との連携は、ベンチャー企業にとって重要なこと。長谷川さんが墨田区の町工場3500社を訪問したのも、ここ墨田区にセンターオブガレージを作ったのにもこうした理由からです。

「町工場が点在する墨田区は、ベンチャー企業にとって非常に重要です。試作したいときに、自転車でふらっといける距離で相談できるわけです。自社で工場ができなくても、モノを作れるプロが身近にいる」

これまでグローカリンクは、ベンチャー企業に対して経営の伴走支援、町工場への紹介、オフィス環境の提供などで、彼らの悩みに寄り添ってきました。

そうした中で、製造業の活性化にも繋がってほしいと考えています。

「町工場など製造業の人たちと、ベンチャー企業が何かおもしろいことを一緒にやろうという繋がりをこれからも作っていきたいですね。結果としてそれぞれが幸せになる、そんな取り組みをしていきたいです」

それでは、この施設を現在運営しているスタッフの方はどうだろう。長谷川さんから絶対的な信頼を得ているスタッフの手塚さんにもお話を聞いてみました。

グローカリンク

手塚さんは、5年前に『すみだの仕事』の募集を見て、グローカリンクに入社した方。物腰が柔らかく、誰にでも丁寧に接しているのが印象的です。

「触れたことのない世界を見ることができるのは、おもしろそうと思ったのが入社のきっかけです。前職とはまた違う新鮮さがあって楽しいです」

「これまでさまざまな業務に携わってきました。仕事の安定性を考えれば、他に楽な道を選択できたかもしれませんが、せっかくだから経験したことのないことにトライしてみたかったんです」

入社以前は、大手企業で商品開発や秘書業務、人事業務の仕事を経験してきたという手塚さんですが、ここでの仕事には、どんなやりがいを感じますか?

「入居されている方たちはとてもピュアで、自分のやりたいことに真摯に向き合っていらっしゃいます。その姿を日々直近で見ることが出来る環境が、まず幸せなことだと思います」

「モノを生み出していく人たちの目の輝きはとても魅力的。当然、そこには苦しみもあるはずですが、その人があってこその研究開発の現場。できる限り支えられるようにしたいですし、そのために人間関係を大事にしています」

グローカリンク

手塚さんの話を聞いていると、相手の気持ちを考え、そして好奇心を持って取り組まれている方だと感じます。

「現状をどのようにすれば、入居者たちにとってプラスに変わるだろうかという視点を常に持ち、そしてコミュニケーションをとっていくのが私の仕事です」

新しい相談や取り組みにも『できない』ではなく『できることを一緒に考え支える』という姿勢があるからこそ、入居者たちも安心して相談できる、相談したくなる存在になっているのです。

グローカリンク

最後に、改めてどんな方がグローカリンクの仕事にはマッチするか、長谷川さんに伺ってみました。

「地域性とグローバル性は、それぞれ異なる価値観です。そこを繋ぐ場所としてセンターオブガレージがあります。しっかりとそれを表現・体現していけるように、大事なのはまず入居者たちを笑顔で迎えられることだと思っています」

「そして、この場所をおもしろがり、自主的に何かをやろうとする人は大歓迎です。その人ができる小さな手伝いによって、目の前のいる人たちが喜んでくれ、そしてそれが世界を変えることに繋がることで、ちょっとだけテンションが上がる人が最高に合っていると思います。そういう方と一緒に仕事をしていきたいです」

業務は決して難しくありませんが、与えられた仕事をマニュアル通りにこなすだけの方にとっては、戸惑いのある仕事かもしれません。

でも、まるで世界を変える研究開発チームの一員になったつもりで、入居者たちとコミュニケーションを取りながら一緒に世界を良くしたいと考えられる人であれば、きっと楽しさを見出すことができると思います。

世界を一緒に変える手伝いをしたい。
そんな気持ちがある方には、ピッタリの仕事だと思います。

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