次世代の町工場から、わくわくする仕事を作り出す 株式会社浜野製作所

金属加工の町工場としての枠を超え、幅広い製品開発と技術革新を続ける浜野製作所。

多くの製造業の企業と関わりながら、主に自動車、航空機、電子機器といった分野の製造に携わっています。長年培ってきた技術力とノウハウを活かし、他社では難しいとされる加工にも挑戦することができるため、技術開発パートナーとして多くの企業から信頼を得ている企業です。

「仕事を通してわくわくしたい人と出会いたいです、そして町工場で、真面目に挑戦する楽しさを一緒に味わいたい」

そう語るのは、取締役副社長の宮地史也さん。お客様だけでなく、製品に関わる協力会社の方々までが喜んでくれるような仕事を目指して、営業活動に取り組んでいます。

長年培った確かな技術力に根ざしながら、最新技術や多様な業界のニーズに応えるべく挑戦を続ける浜野製作所では、営業部の二種類の職種で、法人提案営業および営業アシスタントとして働く人を募集します。売るだけの営業に物足りなさを感じている人こそ、打ち込める仕事があります。

技術とアイデアをつなぐ架け橋になりたい

まずは営業部の責任者として、取締役副社長の宮地さんに今回の採用の経緯について伺いました。

浜野製作所は、従来の金属加工業から、お客様のニーズに合わせた幅広い製品開発へと事業を拡大。会社の変化に合わせて、柔軟で挑戦心のある人材との出会いを求めてます。

「高い技術力という町工場の強みから出発して、新しい可能性を追求してきました。そして、図面から製品をつくるのではなく、自分たちのアイデアで製品を生み出して提供するという、新しい形の町工場へ移行しつつあります。

そのため、最近ではコンサルティングなどの、モノを売らない営業活動も増えてきました。

これからは、会社としてさらに新しいことにどんどんチャレンジしていきたい。会社と一緒に成長したいと思ってくれる方に加わってほしいです」

浜野製作所では、高度な金属加工技術をベースに、デザイン性に優れた小物の製造から、JAXAの開発チームへの参加まで、幅広い仕事に取り組んでいます。

ものづくりの土台から出発し、遠くに飛び立とうとする浜野製作所が思い描くのは、どのような未来なのでしょうか。

「ソフトウェア開発が盛り上がっている昨今、それを実現するためのハードウェア技術の引き合いがさらに強くなるのではないかと予想しています。

ソフトウェアの世界は、プログラミングで完全に制御できる一方で、ハードウェアの製造は計算通りにはいきません。だからこそ、金属加工技術を専門とするハードウェアの設計のプロである私たちの技術力、知見が重宝される。浜野製作所が持つ図面を読み解いてアイデアを形にできるノウハウというのは、大きな提案力になっています。

そのため、今後はこれまでのハードウェア開発に加えて、ソフトウェアに関する知識をつけていきたいと考えています。両方の架け橋になるような存在として、独自の価値を生み出していきたいです」

そんな宮地さんの原動力となっているのは、わくわくする仕事がしたいという思い。

「私の理想の仕事は、お客さんと一緒にこんなことを形にできたら楽しいなとか、会社のメンバーがわくわくしそうだな、というイメージが沸く案件を取れることですね。営業の仕事の基本は、案件を受注すること。ですが、営業が取ってきた案件には、設計や実際に作業をする人など、本当に多くの人が関わることになるので、その先まで見据えることが大切だと感じています」

営業は、広く深く探求する仕事

続いて、営業部の野口さんにお話を伺いました。

仕事内容は、新規顧客の開拓や提案、設計者との打ち合わせ、現場作業への同行など。近隣の協力会社との打ち合わせのために外出していることも多いです。営業部は個性的なメンバーが多く、自分で裁量を持って働けるため、営業活動のスタイルも様々だそうです。

浜野製作所の営業部の魅力について、野口さんは、特定の商材がないからこその幅広い対応力だと語ります。お客様の要望に応えるため、専門の金属加工以外にも、様々な業界や分野に関わりながら案件を進めていきます。

特に、新規開拓では、商材の縛りがないからこそ、お客様からの要望も自由度が高くなります。現在の領域に加えて、新たな業界への参入を目指していきたいというケースも多数。

「素材ひとつとっても、色々な種類と性質がありますし、それを扱う協力会社さんの特性も千差万別。案件によって必要な知識も変わるので、未知のことに対して興味を持って近づいていくマインドが大事ですね。

他の企業さんでも求められるスキルではあると思うのですが、浜野製作所では特に、広く、深い知識が求められます。

なので、知らないものに向き合うのが楽しいとか、面白いとか思える感覚ある人にはぴったりの仕事だと思いますね。

私が最近担当しているものでは、農業系の機械設計という案件も。私自身、農業や畜産についても詳しくなりはじめています。素直に、時には図々しいくらいに、未知のことを探求しています」

お客様に対して多様な選択肢を提供した上で、求められている以上のクオリティを目指すことも欠かせません。そのために、自社の技術や製品への理解をできる限り深めてから、お客様に提案しています。

「営業は、設計担当と一緒に案件を進めながら、時には現場で配線などの作業のお手伝いをすることもあります。そこまで一緒に案件を進めていくので、自ずと営業以外の仕事への理解も深くなっていきます。すると、お客様と次にお仕事する時にも、パソコン上だけの理屈ではなくて、体験として自分たちの製品や技術について語れるようになるんです。そしてお客様の知りたいことに答えられれば、より価値の高い提案ができる。一人の営業担当として、他社では味わえない経験が積めていると感じています」

キャリアを生かしながら、柔軟に自分の可能性を広げる

現在、生産管理部で営業アシスタントの業務を行なっている篠原さん、依田さん、長谷川さんにもお話を伺いました。

依田さんは、前職ではIT企業に勤めていましたが、新しい分野に挑戦したいという思いから入社を決めたそうです。

「前職でやり取りをさせてもらっていた時から、浜野製作所は技術力や知識量が卓越していて、すごい会社だなという印象を持っていました。その後、実際に工場見学をさせてもらい、『下町ロケット』の世界みたいに、社員の皆さんが生き生きと働くのを目にしました。その姿がきらきらして見えて素敵だと思ったのが入社のきっかけです」

また、篠原さんは、好奇心が強いという自分自身の性格から社風がマッチしていると感じ、入社を決めました。

「浜野製作所ではベンチャー企業の支援や産学協同の取り組みをしていることも知って、とても面白そうだと思いました。私は『あれもやりたい、これもやりたい』と、色々なことに興味を持つ性格なので、案件のバリエーションの豊富さに魅力を感じました」

呉服業界から転職した長谷川さんは、入社当初は戸惑うことも多くありました。実際に業務に関わるようになると、想像以上に幅広い知識が必要とされることに驚いたそうです。

「そもそも図面が読めなかったので、ゼロから覚えることはたくさんありました。案件によって業務の流れも違うので、少しずつやり方を覚えている最中ですね。反面、いつも同じ仕事ばかりではなくて、次々いろんな仕事に取り組めるので刺激的で楽しいです」

3名のように、生産管理部には様々なキャリアを積んできた社員が在籍。金属加工という専門性にとらわれず色々な分野での製作を手がけているため、社員それぞれの持ち味を生かして業務に取り組んでいます。

営業アシスタントの主な仕事は、案件の整理や取りまとめなど。営業とお客様の間の架け橋となる、重要な役割を担っています。

依田さんは、お客様と直接やりとりする機会が多いこともモチベーションのひとつになっていると言います。

「営業の結果だけ伝え聞くのではなく、お客様から直接要望や思いを聞ける場面が多いので、案件の背景まで知ることができて楽しいですね。協力会社さんを含め、チームのみんなでやり遂げているという達成感もあります」

これからの目標について聞いてみると、「新入社員が困っている時になんでも答えてあげられるような社員になりたいです」と長谷川さんは笑顔で語りました。

「入社当初、右も左もわからなかった私に、先輩社員の方々が親切に豊富な知識を教えてくれたことが、今でもとても印象に残っています。社内全体をまんべんなく把握できるようになって、みんなから頼られるような存在になりたいです」

金属加工の枠に留まらず、次世代のものづくりを追求し続ける浜野製作所。ものづくりの世界に飛び込んでみたい、好奇心を持って挑戦したい、新しいことを学ぶのが好き。そんな方にとって、浜野製作所はぴったりの場所かもしれません。

チームメンバーと共に、わくわくするようなものづくりに関わってみませんか？

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文章：清田 睦月
写真：小関 華穂
編集：「すみだの仕事」編集部

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