2015.07.17(金)

究極の楽しみを カオサン

こちらの求人は募集が終了しました。
ご応募ありがとうございました。

カオサン

「どこにも負けないくらい楽しい職場にしようってのは、会社の方針としてあります。お客さんと同じ目線でどれだけスタッフが楽しめるか、ってのが僕らの一番の売りだと思ってます。」

北は北海道から南は九州まで、バックパッカー向けのゲストハウスを展開しているカオサングループ。

今では様々なところで見かけるようになったゲストハウスだが、そのハシリとも言われているカオサンの中で、東京と京都を中心とした「カオサン東京」を運営する有限会社万両で、一緒に働く仲間を募集しています。

カオサン

今回は、話を聞かせていただくために、西浅草にあるカオサンワールド店に伺った。浅草寺や花やしきもすぐそばの観光地にあり、アクセス抜群の立地だ。周りには神社や古い建物も多く、外国人に人気なのも頷ける。

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ワールド店は、元々はラブホテルだった建物をリノベーションして作られており、館内には至るところにその名残が残っている。建物自体は三十年以上も経っているそうだが、一年前にリノベーションしたとあって中はとても綺麗で、隅々まで清掃が行き届く。

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今回の募集の経緯や仕事について、マネージャーの上田 拓明さんにお話を伺った。

「昔から浅草寺などの観光資源があったので、外国人がいるにはいましたが、今とは比べ物になりません。今ではどこも満室が続いていて、ゲストハウスもどんどん増えています。」

「カオサンには、放牧という出入り自由な制度があって、突然欠員が出たりすることがすごくよくあります。今現在、人が足りなくて逼迫してるわけじゃないですが、欲しい時に求人を出してすぐ取れるもんじゃないので、常日頃からできるだけ会って、人間関係を築いておきたいと思っています。もちろん、すごい人がいれば人数が足りてても採用することもあります。」

カオサン東京では、一度辞めてもまた戻って来られる『放牧』という珍しい社内制度がある。
これは、旅をするために一度カオサンを離れたり、子育てなどで働けなくなってもまた戻って来られるように、働く環境を整えているものなんだそうだ。

カオサン

上田さんは、カオサンがオープンした頃、まだ墨田区と台東区に一店舗づつしかなかった頃からアルバイトで働いていたそうだ。

ここで働きはじめたきっかけ、出会いはなんだったのでしょうか?

「東京に住むところがなかったからです(笑)当時学生で、都会に出たかっただけやと思います。そんな時に出会いました。」

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この仕事の大変なところは?

「いろんな国籍の方が来られるので、当然文化の違いだったりがあります。こんなこと言うの?ってことはありますけど、それは文化が違うので当たり前のことだと思ってます。あとは、リノベして作ってる建物なので、建物自体が古く、変な故障が起きたりとかってことはあります。」

言葉が通じないなどで困ることはないですか?

「なんだかんだでコミュニケーションで伝わります。大事なことだけ伝えてれば大丈夫ですし、楽しく会話してればなんとか通じますよ。ただ、ほとんどが外国人なので、根本的な語学力がないとやはり厳しいです。」

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人事担当として働く、山戸 惠利加さんにもお話を伺った。

どうしてカオサンで働こうと思いましたが?

「以前は、普通のホテルで働いていました。京都と大阪で働いてて転勤で東京来て、その時にカオサンに出会ってしまいました。でも、その時に『これや!これめっちゃ楽しそう』って思いました。そして社長に会ってカオサンを知って、実際に泊まってみました。」

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二年目の山戸さんは、数ヶ月で社員登用され、今ではカオサン全店の採用を担当するまでになった。

「社員登用はその人の気持ち次第です。どんどん勉強したいって人で、会社と同じ方向を向いていれば、すぐにでも社員になることもありますし、そういう気持ちのある方は、積極的にフォローしていきたいと思います。」

社員になって何か変わったことはありますか?

「決められた指示された仕事以上に、そのお店をどうしたいかとか、日々の業務ベースじゃなくて会社運営ベースで考えるようになって、会社全体に関わるようになったので、すごく責任は重いなと思います。」

カオサン

会社全体を考えるようになった今、どんな方に入って来てもらいたいですか?

「ぐっとくるポイントをもっているか。やっぱり柔軟に物事が考えられて、色々と好奇心を持って興味を持ってる人。」

この仕事に向いてる人はどんな方でしょう?

「基本的には旅好きな人がほとんどで、勝手に楽しむ傾向の人が多いです。自主性がほんと全てで、その中に楽しみを見出すという感じです。」

「あとは、気持ちですね。何でも色々なことに挑戦していって欲しいと思います。受付けスタッフとはいえ、ずっと張り付いているわけじゃなく、お掃除しないといけない時はしますし、パーティーやる時は手伝ってもらうし。好奇心もって自分から色々とやって欲しいです。」

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カオサンワールド店の社員は、上田さんを含め現在四人。
社員なると、基本的にはその店舗の運営全てを任せてもらえるそうだ。

「身に付けたいことは身に付けさせてもらえる環境なので、何かやりたい!ゲストハウス開きたい!という一本筋持ってる人には向いてると思います。色んなところを自分のやり方次第でできますし。」

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他のゲストハウスと違うこと、カオサンの魅力とは?

「みんなが楽しく仕事をしてること。お客様と同じ目線でやっていること。あとは、全店舗が同じ造りじゃないことですね。社長の言葉の中に、『成功事例をなぞるのではなく、常に先を見据えた店舗展開は一種のエンターテイメント』って言葉があって、次どんなお店作るの?ってワクワクするところですね。」

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「どこにも負けないくらい楽しい職場にしようってのは、会社の方針としてあります。うちは来る人が全員非日常の旅行に来てるわけですし、バックパッカーという層を狙ってやってるので、お客さんと同じ目線でどれだけスタッフが楽しめるか、ってのが僕らの一番の売りだと思ってます。」

「それに、スタッフはみんな旅をして来てるので、その地その地でどうしてもらって楽しかったか、どういった瞬間がうれしかったかは、染みついてるものがあるので、そのまま来たお客さんにやると自然とお互い楽しいと思うんです。」

そういったカオサンのおもてなしは、今後はゲストハウスを飛び出したサービスや提案も考えているそうだ。

「ここにしかない、ここに来ないと見れない、といった日本の需要って増えてきていて、『じゃあ君たちはどこに行くの?どこ行ったらいいの?』っておすすめを聞かれるので、そういった意味で僕らも知っておかないといけません。例えば、下町の町工場でモノづくりを見て何かを掴んでもらえば、もしかしたら自国の産業と繋がる可能性があるかもしれません。京都の店舗だと地元の大学生が来てくれて、ゲストハウスから町を案内しながら清水寺まで歩いて行く無料のウォーキングツアーをやっていますが、東京ではまだできていなくて、そういったこともやっていきたいですね。」

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カオサン東京では、東京と京都で現在八店舗を運営している。それぞれの店舗規模や作りは全く違い、同じところは一つもない。そのため働く人の適性に合わせて、配属先は決められる。

「店舗によって仕事量も違いますし、アットホームにやりたいって人は小さな店舗、ゲストハウスってものを勉強したいって人には大きな店舗を、その時の欠員状況や他のスタッフとのバランスを見て配属します。入った後も店舗の異動はありますし、店舗のみならず都道府県を跨いだ異動もあります。」

上田さんも以前は京都店にいたが、一ヶ月ほど前にこちらに転勤してきたそうだ。

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どんどん店舗が増えるカオサン東京ですが、今後の目標は?

「日本全国いろんなところにカオサンというものを作って日本に来られる外国人の方に、まるっと日本を楽しめるといったものにしていきたいと個人的には思っていて、宿泊業を軸として、新しい事業展開もできたらいいなと思います。」

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取材中に二人がこんなことを言っていた。

「普通の人や平凡な人じゃなくて、クセのある人、変わった人がいい。」

カオサン東京で働くスタッフは、どこか変わり者が多いそうだ。

ここには、決まりきったマニュアルやルールはない。それは、いい加減な体制というわけではなく、誰かにやらされるのではなく、まずは自分が楽しむ。それがカオサンのスタイルだ。

近年ゲストハウスが急激に増え、綺麗でおしゃれなところは他にもたくさんある。
お客さんの求めるラインも年々高くなってきている。

自由な環境の中で、当たり前の仕事をするのではなく、その一歩先を考え行動できる人にこそ、ぜひとも挑戦してみて欲しいと思う。

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