地域に根ざした接骨院 かめ接骨院
こちらの求人は募集が終了しました。
ご応募ありがとうございました。
腰痛や肩こり、事故の後遺症などに悩まされる方は多い。
最近では、気軽に入れるクイックマッサージやカイロプラクティックのような整体を町中でよく見かけるようになった。
でも、整体にははっきりとした資格がなく、専門知識を持たない人が施術を行っているケースも少なくない。そういった整体とは違い、接骨院の先生は柔道整復師という国家資格も持っている。
厚生労働大臣認可の専門学校や大学で専門知識を身につけ、卒業時に国家試験の受験資格が与えられ、国家試験を通るとようやく接骨院として患者さんに施術を行うことができる。
東京スカイツリーから歩くこと徒歩三分。
墨田区向島の小梅通り沿いに『かめ接骨院』はある。
六年前に開業した新しい接骨院で、グリーンの看板と亀のイラストが目印。
扉を開けると奥から院長の亀山先生が出てくる。
「どうも!こんにちわー!今日はどうしました?」と元気よく迎えてくれる。
不思議とこれだけで元気をもらえる。
患者さんの健康への第一歩はここからはじまっているように感じる。
接骨院の受付は、お店のようにまた来店してもらう、商品を買ってもらうといった接客ではない。できるだけ患者さんの不安を取り除き、健康で元気になってもらう大事な仕事。
今回は、そんな接骨院の中でも重要な受付業務を担当してくれる、スタッフの募集です。
院長の亀山先生にお話を聞かせてもらった。
今回の募集の経緯をお聞かせください。
「今回の募集は受付になります。僕が今やってる仕事の補助もやっていただいて、治療に専念できる環境を作りたいと思っています。」
現在は施術はもちろん、受付業務や事務処理など全てのことを一人でこなされているそう。以前からお一人で?
「前はスタッフがいましたが、辞めてしまって今は一人でやっています。受付やって治療してってやるのは、一人だとさすがに大変ですが、スタッフを雇っても長続きしないんです。大体いつも二年くらいですね。たぶん他に興味が移っちゃって、経験を活かせる別のコンセプトのお店で働きたくなるんですよね。僕も若い頃はそうだったのでその気持ちも分からなくもないんですけどね。」
柔道整復というと接骨院だけでなく、スポーツトレーナーや介護の方にも絡んでくるそうで、
他のことをやってみたいといった興味が広がり、結果として長続きしない人が多いんだそうだ。
開業されて六年目。ここで開業されたきっかけは?
「生まれが墨田なのでやはり墨田で始めたいってのは昔からありましたし、元々開業志向はあって、最終的には接骨院をやろうと思っていました。そのために、スポーツのトレーナーやったり、病院やマッサージ屋さんで働いたりして、八年ほど修行しました。」
何か経験や資格などは必要ですか?
「受付に関しては、経験や資格は必要ありません。最近は、整形外科とかで働いている子もほとんどが資格を持っていないですよ。ただ、スイッチを入れたり、患者さんの体を触ったり、補助的なこともたまに出てくるので、全く興味がないとかだとだめですね。基本的な体の仕組みなんかも覚えていってもらう必要があります。」
接骨院の先生は、柔道整復師という国家資格が必要だが、受付や簡単な補助の仕事に関しては、資格はいらないそうだ。
技術を学びたい、自分で開業したいといった方は雇われないのでしょうか?
「来たいという人がいれば、取りたいとは思っています。でも、いないんですよね。あとさっき言ったように続かない。アルバイト感覚で来る方が多くてそういう気持ちで来られると困りますし。僕らの若い頃は、先輩を捕まえて早めに出勤して練習に付き合ってもらったりしていましたが、今の子って自分から技を盗もうと思うような積極的で熱い方ってほとんどいません。」
「当たり前のことなんですが、報告・連絡・相談がなかったり、挨拶がなかったり。教え方が悪かったのかもしれませんが、そういったことが、これまで雇った方には最後の最後まで身につかなかったですね。」
どんな方と働きたいですか?
「人当たりが良くて、言われたことを素直にやってくれる方。厳しいことを言うこともあるので、挫けず頑張れる方。」
「あとは、土曜日と月初めにフルで勤務できる方。そこが特に受付はバタバタします。」
この仕事の大変な点は?
「基本的に歩ける方ばかりなので、介護みたいに重労働はありませんが、患者さんの体に触れることがあります。腰の下の方が痛い人だとズボンをずらすこともあれば、背中に手を入れたりもします。そういったことに抵抗がある人は無理だと思います。まあでも、三日で慣れると思いますが。」
患者さんは何かしら悩みを抱えてここにやってくる。
そうした時にリラックスして治療に臨めるのかどうかは、スタッフにかかっている。
流れ作業のようにこなすのではなく、患者さんの症状や性格に合わせた対応も必要だと思う。
患者さんはどんな方が多いですか?
「四十代、五十代の方が多いです。僕は女性に人気がないようで、男性の患者さんがほとんどです(笑)」
他の接骨院にはない魅力は?
「来られる方は、近所の方ばかりなので、地域の人とたくさん触れ合えることですね。名医とかそうゆうわけじゃないので、わざわざ遠方から来られる患者さんはいらっしゃいません。
あとは、肩張って気張ってする仕事じゃないので、和気あいあいやっていて楽しい職場だと思います。慣れるまでは少し覚えることがあって大変かもしれませんが、慣れてしまえば楽しいと思いますよ。」
今後はどんな接骨院を目指されてますか?
「ずっとこの場所でやっていこうと思っていますので、地域にもっともっと溶け込んでいけたらなと。まだまだ知らない人がいっぱいいますし、一歩一歩近所の方にかわいがられながらやっていきたいです。そして、みんなが健康になって笑顔になってくれたらいいなと思います。」
繰り返しになるが、接骨院は資格が無いとできない。
ちゃんと資格をもった先生の元で働き、技術と知識を取得したい、患者さんに健康になってもらいたいという想いがある方には、ぜひチャレンジしてみて欲しい。