株式会社コミュニティー・ベロ
2016.01.05(火)

新しい生活の柱に 株式会社コミュニティー・ベロ

こちらの求人は募集が終了しました。
ご応募ありがとうございました。

すみだステーション

オリンピックに向けて東京では、新たな動きが起こり始めている。
東京を訪れる観光客の第2・第3の交通機関として、排気ガスが発生しない自転車を活用した『自転車タクシー』もその一つだ。海外では『ベロタクシー』と呼ばれ長年に渡り親しまれており、全世界50都市ほどで運行されている。

しかしながら、日本での自転車タクシーは、大都市で存在しつつも自転車専用道路のあるヨーロッパや、古くから三輪タクシーが利用されてきたアジアに比べると、様々な障害もあり持続した事業展開が難しく、他国に比べると遅れをとっている状況がある。

そんな状況の中、自転車タクシーを日本でもっと普及させ、観光客の方だけでなくそこに暮らす地域の方の足となってもらえるようにとの想いから、専門のステーションが墨田区に誕生した。

今回は、このすみだステーションで一緒に働いてくれる、自転車タクシーの顔となる運転手とステーション内にあるカフェの調理、接客スタッフを募集します。

すみだステーション

細い路地に入り、住宅地を進んでいくと自転車タクシーが並ぶにぎやかなお店が見えてくる。

すみだステーションは、2015年10月に墨田区文花の都営文花一丁目団地すぐそばにオープンした。あたりは住宅地が密集しており、車が入るのもやっとな裏路地にひっそりと佇んでいる。

だが、お店の扉を開けるとそこには静かな住宅地とは思えない空間が広がる。

すみだステーション

築30年以上経過した倉庫は、飲食できるカフェを備えた自転車タクシー専用ステーションにリノベーションされ、新しく生まれ変わった。

店内は駅をイメージしたこだわり抜いた内装のカフェとキッズスペースやイベントができる広いスペースを完備。まるでテーマパークのようなワクワクする空間だ。

すみだステーション

すみだステーションを運営する株式会社コミュニティ・ベロの社長である永留正幸さんに、早速お話を伺った。

「今はパートさんが2名とあとは家族に手伝ってもらっていますが、新たに自転車の運転やカフェを任せられる方を募集しています。」

今回募集するのは、『自転車タクシーの漕ぎ手』と『カフェの調理とホールスタッフ』。どちらも出来る方が望ましいが、どちらか一方だけという方も可能だそうだ。

「調理については、経験のあるスタッフがいるので未経験の方でも、入ってから覚えてもらっても大丈夫です。ただ、ほんとに少ない人数でやっているので、これだけしかやらないという方よりも色々兼ねてやってもらえる方がいいですね。」

すみだステーション

自転車タクシーの運転に必要な経験などはないそうだが、誰でも簡単に乗れるのだろうか。

「資格などは必要ありませんが、車道を走るので車を運転できる方だと標識が見られて安心ですね。車を運転する方ならすぐに慣れると思います。電動なのですごい力がいるというわけでもありませんし。」

運転する上での注意点は?

「このあたりは渋滞の影響はありませんが、風ですね。多少の雨は大丈夫ですが、当たる面積が大きいので、あおりを受けてしまいますし、この時期は寒さが辛い。それと、車道を走るので後ろから車が来てないか常に気を使って運転する必要があります。」

すみだステーション

現在、自転車タクシーは料金の精算をステーションで行わなければいけない。
そのためどこでも乗れるという状況ではないそうだ。

「今、お迎えに上がっているのは、文花団地の方だけになっています。それ以外の方については、精算がステーションでしか出来ないので前精算でこちらに来ていただいて、お乗せするという形になります。」

より多くの方に利用してもらうために、自転車タクシーの台数はもちろんステーションの数を増やすことも急務で、そうなると各ステーションごとに人員確保も必要になってくる。

「今後ステーションが増えれば、近い拠点から乗っていただけるようになる予定です。墨田区のあちこちに作って、今は2台しかないタクシーもどんどん増やしていきたいと思っています。」

すみだステーション

店内の広々とした空間は、セミナーや交流会として集会所的に使うことができ、貸し切りパーティーなどで利用される団体のお客さんも多いそうだ。

ステーションにカフェを併設した理由は?

「台数によっては、お待ちいただかないといけなかったり、色んな情報を仕入れたり発信したりする場所にしたいので、飲食ができるようなものにしました。まずは、墨田区のママさんとか高齢者の方に知っていただいて広めていきたいんですね。そしてオリンピックで、日本の第2、第3の交通機関になって欲しいと思っています。」

これまでにはどんな方が利用されていますか?

「ほとんどが地元の方で、述べ人数で言うと30~40人くらいで、リピーターになってくださってるのは、4~5人くらいですね。リピーターの方は、病院や会社に行かれるためにほぼ毎日利用していただいてますね。」

すみだステーション

取材の日も、毎日利用されるお客さんがお店にやって来られて、永留さんが病院まで送りに出ていった。

これまでは、週に3回ほどヘルパーさんの付き添いのもと病院まで行かれていたそうだが、自転車タクシーが出来てからは毎日病院に通えるようになったんだそうだ。

このお客さんのように病院に行かれる方は、足腰の悪い方も多い。そういった方を自転車タクシーに乗せてお送りするには、負担のかからないような運転への気配りや、乗り降りの補助も必要になる。

すみだステーション

自転車タクシーのデザインは、海外製のように見えるが実は『国産』にこだわって作られている。

「メイドインジャパンでやりたくて作り手に相談して作ってもらいました。実はこれ作ってくれたのは、自転車屋さんじゃないんですよ。作れる人を探しまくって、やっとできる方を見つけました。」

この仕事の魅力とは?

「ないものを自分のオリジナルという形で作っていけるところですね。でも、逆に作っていかなきゃいけないので、それをおもしろいと思って欲しいです。ほんと何でもありなんで。」

「色んな規制があるんだなってことも、色んな動きをしていくうちに分かるので、別のところに行った時にここで学んだことが生きてくるし、生かさなきゃいけないって思って欲しい。それがここではできると思う。むしろそういう起業精神のあるような方がいいですね。」

すみだステーション

永留さんは、これまで大手印刷会社の営業として働いていた。
新卒で採用されてから実に24年勤めた会社をきっぱりと辞め、強い決意と覚悟でこの事業を始めた理由はなんだったんだろう。

「前職は、とりあえず大手と呼ばれる会社だったので、お客さんが始められる新しいことに対しての販売促進をするので、色んな新しいことはできたんですね。そういう部分で今のこういうことに繋がったんだと思います。」

独立のきっかけは?

「今やらないとずるずるいってしまうなと思ったんですよね。サラリーマンの人は、誰しも周期的に会社を辞めたいと思うと思うんですけど、僕もそういう中で対消費者ではなくて、法人の営業をやっていて自分がこの世界にどれだけ貢献できているか見えなかったんです。もう少し社会のために実感できることをしたいなと。」

「もうちょっと自分がリアルにこの世界の中で、少しでもいいので役に立ってるってことを自分がいなくなった後も、自分の子供とかに残していけることをやりたいなと。会社だと変わりはいくらでもいますが、自分じゃないといけないという部分が作りたかったんだと思います。」

すみだステーション

前職で働きながら既に自転車タクシーの構想があり、色々な方を紹介してもらいながら着々と準備を進めていたそうだが、これを選んだ理由は?

「自転車で通勤とか通園されてるママさんとかパパさんって、皆さん前も後ろも背負って大変だなぁと。コミュニティバスや自転車シェアリングなんかもありますが、乗るためのバス停に行かないと乗れなかったり、返却場所が決まっていたりしてちょっとそこまでって言うのがありません。もうちょっと生活に寄り添ったものをしたかったんです。」

「それと、前職での取引先の業者さんから、同じこと考えてる方を知ってるだけでも3~4人いますよって言われて、じゃあ先に突き抜けたもん勝ちですよねってことで始めました。特に僕は都会にいるので、東京でやることってすごくメリットだと思うんですよね。」

すみだステーション

どんな人と働きたいですか?

「どこもやってないような仕事なので、前向きな方って言うんですかね。ひとつのことにとらわれなくて、これがだめだったからこうしようああしようって機転が利く方ですね。話が明日には変わったりするわけですよ。上を目指していくために、言われたことしかできない人じゃなくて、色んな経験をしていて言わなくても分かってくれる意識の高い、積極的な子。」

「オリンピックもあるので、そこに何かしら関わりたいと思っているんであれば、じゃあこれを使ってこういう風にやりませんかってどんどん言って欲しい。こっちはストップをかけることはできるんですけど、ああしろこうしろって言わなきゃいけないってのは、こういう小さなとこだと厳しいですよね。」

すみだステーション

調理場を担当する佐藤さんにもお話を伺った。
永留さんと前職が同じで立ち上げ当初から関わられているが、なんと茨城から通っているそうだ。

「他の仕事をしていた時にふと急に連絡がきて、こうゆうのやるからどう?とお声がけいただいて。元々自分は料理をやっていたので、料理も色々できるということと、立ち上げからのオープニングスタッフができるってことですぐに決めました。」

前職は永留さんと同じ大手印刷会社に勤めていたが、それ以前は中華料理屋とラーメン屋で店長をやっていたそうだ。

すみだステーション

永留さんとここで一緒に働いてみてどうですか?

「行動力ありますね。決めたらがんがんやってっちゃおうって感じで、ついていくのに必死ですね。あまりに行き過ぎてて置いて行かれちゃうんじゃないかって思うこともありますね。それに、うまく状況に合わせなきゃいけないのは分かるんですけど、合わせるのがなかなか難しいなって思うことはありますね。」

「人間的には、とてもいい人ですよ。自転車タクシーと聞いて最初はびっくりしましたし、慈善事業でも始めるのかと思いました(笑)だって値段聞いた時に採算無視で、ちょっとやってけないんじゃないかって話したこともありますが、もっと大きな視点で考えていて、ああすごいなって。」

すみだステーション

調理場はほぼ佐藤さんに一任されており、揚げ物や炒め物は佐藤さんが担当し、新しく入る方には、サンドイッチなどの盛り付けの補助などで入ってもらう形になるそうだ。

どんな方と働きたいですか?

「奇抜な発想を持ってる方がいいですね。自分は頭が固い方なので、柔軟に対応できるような。料理を一人でやってるとなかなか止めてくれる人もいないので、一緒にそのへんを色々広げられたらと思うんです。」

自転車タクシーは、実際に運転してみてどうでしたか?

「難しいです。感覚がやっぱり違いますね。結構ふらふらしちゃって最初は練習もしましたね。それでも2~3回乗ってるうちに慣れましたよ。それに、やっぱりすごい目立つんで、『あれ乗りたい!』って子供が手を振ってくれるのは、なかなかない経験ですよね。」

ここで働くまで自転車タクシーの存在すら知らなかった佐藤さんだが、今では多くの方に広く普及して欲しいという想いで取り組んでいるそうだ。

「みんな恥ずかしいのか利用をちょっとやめようかなってのが多いんですよ。まだ注目されてるってことは、『あれなに?あれ乗れるのって?』って知ってる人しか使われないって状態なので、タクシーよりぜんぜん値段安いですし、ほんとに足として使えるものなので、もっともっと知名度上がってもっと気軽に出せますよってことを知ってもらいたいですね。」

すみだステーション

今回の募集形態は、パート・アルバイトとなっているが、ゆくゆくは正社員になってもらい、新しくできるステーションなどを佐藤さんをはじめ新しく入る方にも、どんどん任せていきたいそうだ。

「やっぱりやって行くからには、ほんとに覚悟持ってやってるので、それだけの覚悟を持ってやってもらいたいです。ステーションが増えていくとステーションの店長などの可能性もあって、それは佐藤も分かっていてチャンスだと感じているようです。」

すみだステーション

最後に、今後の目標を聞かせてください。

「オリンピックの時に自転車100台、ステーション10か所にすること。ほんとに協力してくれるお店や行政がないとできないことですが、これくらいないとインパクトないんですよ。ただ、この形にはこだわってなくて、目的としてはちょっとそこまでってので利用してもらえたらいいと思うので、地域地域で個性やオリジナリティがあってもいいと思います。」

「一番は日本人の意識を変えたいなってのがあります。海外の方で東京ってすごい良いところって思ってもらったり、観光するのにもいいし生活の柱にもなる。生活に密着した部分で自転車タクシーが認知したらいいなと思います。」

2020年東京オリンピックまであと4年あまり。
大げさかもしれないが、この間に自転車タクシーが東京でどれだけ浸透していくかは、これから入社する方にかかっているかもしれない。
この取り組みを広めていきたいという永留さんと佐藤さんの想いに共感できる方は、ぜひ応募してみてください。

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